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TRESOR(トレゾア)/ LANCOME(ランコム)


Profile

レディース

1990年発売

フローラルタイプ

特徴的なノート:フルーティノート

 

トップノート:アプリコットフラワー

ミドルノート:ローズ、スズラン、ピーチ、リラ

ラストノート:イリス、ヘリオトロピン、サンダルウッド、アンバー、ムスク、バニラ、


ピーチとアプリコットとバニラの甘く深い香り。

女性の美を引き出す、1935年に創設されたランコムは、世界中の女性を魅了し続けています。調香師でありながら優秀なビジネスマンの顔も持つアルマン・プティジャンにより創設されたランコム。彼が最初の製品として作ったのが、5種類の香水です。その当時からランコムのトレンドマークであるバラの図案を使っていたそうです。それは彼がローズに対して強い情熱を持っており、それはバラ園所有し自身で育てるほど。

 

そんなランコムより1990年に発売されたトレゾア。ほしいものはほとんど手に入れた新しい世代の女性を対象とした幸せを感じられる抱きしめてくれるようなイメージで創作された作品です。ピーチ、アプリコットなどのフルーティとねっとりとしたバニラに似た甘さのヘリオトロピンが特徴的な香りです。ランコムはアルマンド・プティジャンの指揮の下、1953年、すでに「トレゾア」を発売していました。現在発売されているのは、1990年にリニューアルしたものです。満ち足りた人生を送っている、欲しいものはほとんど手に入れた新しい世代の女性を対象として香りとして生まれ変わりました。

調香師ソフィア・グロスマンは香りの誕生秘話を次のように語っています。「私は自分のために作った香水を持っていて、その名前はただの”3933"というコードネームでした。」ソフィア・グロスマンはその香水を詰めた携帯用アトマイザーを持ち歩いていて、それをランコム社に見せたのです。そして、その香りが後に「トレゾア」となりました。


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