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THE INGENUE COUSIN FLORA(ジ アンジェヌー カズン フローラ)/PENHALIGON'S(ペンハリガン)


Profile

レディース

2019年発売

シトラスタイプ

特徴的なノート:アロマティックノート

香りの構成:

トップノート:シトラスノート

ミドルノート:ムスク

ラストノート:アンブロクサン


シトラスの弾けるような香りが笑顔が絶えない明るい少女像を。でも実は

英国王室御用達フレグランスブランド、ペンハリガン。1870年、ロンドンで一軒の理髪店からスタートしました。

1872年、創設者であるウィリアム・ペンハリガン は、ジャーミンストリートの自分の店に隣接するトルコ式風呂からヒントを得え最初の香水が誕生しました。ペンハリガンが熟知しているのは、心を動かす香りの力です。後に「英国王室御用達の理髪師兼香水商」の称号が与えられ、創業時からの創造的かつ革新的な香水づくりという遺産を引き継ぎ、現代のペンハリガンは由緒正しい伝統と奇抜さを持ち合わせています。製品は今もなお英国で作られ、上質な香料を贅沢使用しています。

 

そんなペンハリガンより2019年に発売された「THE INGENUE COUSIN FLORA」。

イギリスの上流階級を舞台にした物語をテーマにした「ポートレート コレクション」。登場人物一人一人をイメージしています。

大きな瞳をした一族最愛の無垢な少女、フローラ。キュートで愛される存在である彼女を表現した作品。

ローズ公爵夫人の一番年下のいとこのフローラは、礼儀正しく、乗馬のレッスンにも決して遅れず、母親のそばで天使のようなほほえみを絶やすことはありません。時にマシューのいたずらを大人たちに報告する彼女は、実は、馬は彼女を避け、犬も困っている彼女を助けようとしません。だからいつも犠牲になるのは、彼女の言いなりになってしまう愛しのマシューだけなのです。

そんな彼女をフレッシュで弾けるような爽快な香りが全体に広がりますが、ウッディノートやムスクの香りが心地よさを演出してくれます。シトラスタイプの香りです。

香りの構成はシンプルに記載されており、この香料だけ見ると、シトラスの爽やかな香りにムスクやアンブロクサンで優しい印象をもたらすかと思いきや、シトラスの弾けるような清涼感が思ったよりも強く香ります。明るく笑顔が絶えない少女を連想させます。そこにひねりを入れたアロマティックな香りとアンブロクサンのアコードが彼女の裏と表の顔、やんちゃな一面を思わせくれます。そこにムスクの包み込むような香りはマシューの優しさが彼女の魅力を引き立ててくれるような印象を感じます。

すっきりと気持ちを元気に明るくしたいときにおすすめの香りです!


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香りは目に見えないもの。香水を纏う時は、香りの印象のみがあなたの印象へと刻み込まれます。